2016年現在、軽自動車の商用バンを製造しているのはダイハツ、スズキ、ホンダの3社だけです。
軽トラック同様、他メーカーはダイハツとスズキよりOEM供給を受けて販売しています。
新車で購入する場合はダイハツのハイゼットカーゴ、ハイゼットキャディー、スズキのエブリィ、ホンダのアクティバン、これらのOEMから選ぶことになります。
※OEMとは委託を受けた相手先のブランドで製品を製造供給するシステムです。
販売しているメーカーと車名
スズキ:エブリィ
ダイハツ:ハイゼットカーゴ
ダイハツ:ハイゼットキャディー
ホンダ:アクティバン
三菱:ミニキャブバン(スズキ・エブリィOEM)
日産:NV100クリッパー(スズキ・エブリィOEM)
マツダ:スクラムバン(スズキ・エブリィOEM)
スバル:サンバーバン(ダイハツ・ハイゼットカーゴOEM)
トヨタ:ピクシスバン(ダイハツ・ハイゼットカーゴOEM)
軽バンのスペック比較表
ハイゼットカーゴ | エブリィ | アクティバン | |
全長 | 3395mm | 3395mm | 3395mm |
全幅 | 1475mm | 1475mm | 1475mm |
全高 | 1875mm | 1765mm | 1880mm |
荷室長 | 1755mm | 1670mm | 1725mm |
荷室幅 | 1270mm | 1240mm | 1240mm |
荷室高 | 1210mm | 1195mm | 1200mm |
最小回転半径 | 4.2m | 4.1m | 4.5m |
ホイールベース | 2450mm | 2400mm | 2420mm |
燃費※ | 16.2km/L | 20.2km/L | 17.6km/L |
燃料タンク容量 | 40L | 37L | 36-37L |
最大積載量 | 350kg | 350kg | 350kg |
駆動方式 | FR | FR | MR |
最低地上高 | 160mm | 150mm | 190mm |
※ミニキャブバン・NV100クリッパー・スクラムバンはハイゼットカーゴと同じスペックです。
※サンバーバン・ピクシスバンはエブリィと同じスペックです。
エブリイ・ハイゼットカーゴ
スズキとダイハツは軽バン全体の9割以上を製造しており、エブリイとハイゼットカーゴは軽バン市場に圧倒的なシェアを誇っています。しかし、この2車種はエンジン方式や走行性能面等で共通点が多く、積載性能についても差がありません。
新しいフルモデルチェンジはハイゼットカーゴは2004年、エブリイが2005年となっており、設計面の新しさもほぼ変わらないといってよいでしょう。
アクティバン
アクティバンはエンジンを後輪前方にレイアウトするというミッドシップ方式を取っています。空荷でも安定した走行性能を有しています。
ハイゼットカーゴ・エブリィに比べてホイールベースを長く設計しており、直進安定性にすぐれてる反面、小回りが効かないという特徴があります。
ハイゼットカーゴ・エブリィにあるターボモデルがアクティにはありません。
荷室容量はハイゼットカーゴ・エブリィと大差ありません。
サンバーバン
中古でしか手に入りませんが、2012年2月までスバルで製造されていたサンバーバンは個性的な軽バンでした。
エンジンを後輪後方に配置するリアエンジン方式を採用し、フロントベンチレーテッドディスクブレーキや4輪独立懸架サスペンションを長年採用し続けるなど、スバルらしい足回り設計となっています。
他メーカーが直列3気筒DOHCエンジンを搭載するなか、最後まで直列4気筒DOHCを搭載していました。
2012年4月2日にフルモデルチェンジをして7代目となったサンバーバンは、ダイハツからハイゼットカーゴのOEM供給を受けて販売しています。これにより「リアエンジン」「4輪独立懸架サスペンション」「フロントベンチレーテッドディスクブレーキ」は廃止となりました。
ベースがハイゼットカーゴとなった7代目は、スバルが自社生産していた6代目と比べて荷室長・荷室幅・荷室高を拡大し、荷室が広くなっています。
荷室フロア地上高を下げて大型のリアゲートを採用したために、荷物の積み降ろし効率も向上しています。
ハイゼットキャディー
2016/6/13に発売されたハイゼットキャディーは『はたらく 楽ラク』というコンセプトで人の働きやすさを第一に考えて設計されています。
ウェイクをベースとしており、商用バンに慣れていない方でも運転しやすいように運転席周りのスペースを広くとっています。また、自動ブレーキを一部グレードに標準搭載するなど安全性にも配慮しています。
注意しておきたいのは積載重量の少ない業種向けの商用車ということです。荷室長1310mm、最大積載量150kgですから、荷物をバンバン載せる用途には向きません。
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普通車と比べると多くの部品が共通化されているために整備費用が安く済みますし、税金面でも優遇されるのでとても経済的です。
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